幼少期

父親がなくなる前

父親がなくなる前、保育園に通っていた。

なくなった後も1年保育園に通った。

保育園なんて好きではなかった。

みんなが行くから、行かされた。

保育園に行かなくても、何も言われなかった時代なのに。

まあ、「やっぱり行きたい」と答えたんだけど、あれは「お菓子」に「つられた」だけ。

保育園なんて、文字は教えてくれないからね。

 

実の父が亡くなる前のこと

生まれて2年ほどで、生まれ故郷から現在の居住地へ引っ越してきた。

母の父(私の祖父)も住んでいるこの土地へ。

父が亡くなるまでの間に、何度引っ越したのか記憶にない。

かすかに覚えているのは、誰かに遊んでもらったこと。

医者に連れて行かれたこと。

そのくらい。