好きだけではできないこともある

パソコンインストラクターの仕事が好きだった。

10年近くブランクがあって、それでもやってみたいと思ったから、面接を受けた。

大手のパソコン教室では採用してもらえない年齢になっている。

自分の今の年齢(とし)でも面接が受けられた。

受けてみて思ったことは「甘かったかな」ということ。

長く続けてほしいので、前職をやめた理由をしつこく聞いたのかもしれない。

2年もたってから、「やめないほうがよかったね」といわれても、過去に戻れるわけではない。

むしろ、先を見据えて行動したほうがいい。

秋からすでに仕事は決まっている、いくら好きな仕事だとしても、今回の面接は受けないほうがよかったのかもしれない。

結果は1週間後ぐらいにね、といわれた。

1週間以内ではない、1週間後といわれた。

昨日から数えると26日になる。

結果はきくまでもないのかなと思う。

秋からの仕事の面接のときも「駄目かも」と思っていたら「採用」の連絡が来た。

それでも今回は、ダメかなと思う。

あそこまで言われて、「じゃあよろしくね」といわれて仕事に入れるかな。

まあ、採用になれば、できる限り一生懸命やるつもりだけど。

生徒からの評価が、そのまま会社の(上司の)評価につながる。

最初から上手に説明できる人はいないのだけれど、あそこが「即戦力」を求めているのなら、むしろ「採用」にならないほうがいい。

最近、勉強をさぼっていたからな。

採用されたとしても「合わないんじゃないかしら」とか言われてやめる羽目になるかも。

職場の雰囲気はどうだったかな、面接官以外に一人しかスタッフがいなかったので、何とも言えない。

仮に採用になったとして、どちらの仕事も中途半端になってしまって、両方やめる結果になるのは嫌だな。

そのくらいなら、先に決まったほうにウエイトを置いて、今回のはこちらからお断りしてもいいのかなと。

ダメとわかっている結果を1週間先まで待っているのは苦痛。

それでも待っていようと思う。

やってみなければわからないこともあるし、実際に仕事に就いてみたら、うまくいくことだってある。

相手の判断にゆだねようかなと。

自分はこう思っていても、相手は違うことを考えているかもしれない。