ジャッキーが「耳血栓」になる

ジャッキーは、ラブラドール・レトリーバーなので耳が垂れている。

小さいときから、左耳が特に悪かった。

「外耳炎」といわれたこともある。


その左耳がとうとう「パンパン」に腫れてしまい、今日動物病院を受診した。

診断名は「耳血栓(じけっせん)」だった。

耳の中にある毛細血管が、耳をかくことによって「破裂」し、耳の中に血がたまってしまった。

治療方法は二つ「手術」か「注射器で血を抜く」こと。

先生は、ジャッキーの年齢(9歳)を考えて、「駐車s機で血を抜く」処置をしてくれた。

血を抜く作業は、半端なかった。

一人がジャッキーのおしり(腰から下)を抑え、私が胴体部分を抑え、もう一人はひたすらジャッキーをあやすという。

先生は、ジャッキーの耳に針を刺して、注射器で血を抜くのは、もう一人。(先生と看護師さん3人)。

10時くらいに診察室に入って、処置が始まったのはそれから15分後ぐらいだったから、かかった時間は20分かそこらだったけれど、長く感じた。

私もだけど、ジャッキーにとっても長かったし、注射器で血を抜かれることも、耳の中にガーゼを入れられることも、テープでぐるぐる巻きにされること、極めつけはエリザベスカラーを付けられること、すべてが「初体験」だった。


もちろん、年2回の予防接種と、フィラリアの検査で「針」を刺される(血液検査)ことはあっても、今回のようにかなり長い時間じっと耐えているのは、ジャッキーにはしんどかったと思う。


それもこれも、私が「耳の掃除」をさぼったせいだ。


エリザベスカラーを付けた姿を写真に撮った。

二度とこんな姿にはしないという自分への「戒め」のため。

5日おきに血を抜きに行って、ガーゼも交換して、完治するのはおよそ2週間後という診断だった。


帰る途中の車中で、エリザベスカラーは、1回だけ外れた。

スーパーに車を入れて、エリザベスカラーをはめなおしてから、買い物をして家に帰った。

家に帰ってからは、一度も外れることはなかったので、最初にはめるときにきちんとはまっていなかったのかもしれない。


散歩については、先生からお許しが出たので、夕方少しだけ外を歩いた。

エリザベスカラーが邪魔をして、匂いかぎができないのでイライラするのか、なかなか進んでくれず短い距離だったけれど、時間がかかった。

今は、ジャッキーは下の部屋にいて、自分だけ上の部屋にいるけれど、吠えずにおとなしくしている。

疲れているのかもしれない。


今までも耳はひどい時はあったけれど、腫れたのは今回が初めてだ。