帰りはさすがに疲れたみたいだったけれど、無事に家にたどり着いた。
今は静かに眠っている。
出かけたのは9時を回っていたから、いつもよりは遅い出発。
気温は19度か20度と言ったところ、日差しはなかったから暑さは感じなかった。
犬を散歩させている人と3組遭遇したが、吠えられたのは1組だけ。
同じ通りにある家の犬で、いつも吠えられる。
ジャッキーは、自分からほかの犬に吠えることはない。
これは子犬の頃からそうだった。
散歩をしていると他人から声をかけられることがある。
ジャッキーが4歳くらいまでは「かわいいねえ」だった。
4歳を過ぎて、6歳ぐらいになると「大変だね。引っ張るでしょう?」と言われ。
7歳から現在に至るまでは「年取ったね」と言われた。
最後の「年取ったね」と言ってくる人は、自分も年を取っているのだ。
ほかにも散歩をしている人はいるが、そんなことを言われている人を見たことがない。
毎日で合っている人ならともかく、初対面の人にいきなり自分の犬のことを「年取ってるね」と行ってくる人には、無言で通り過ぎることにしている。
「年取ってるね」って、見ればわかることをわざわざ言ってくる人って、単なる「お節介」。
4歳から6歳の頃、もうジャッキーはあまり引っ張らなくなっていた。
むしろ4歳くらいまでの方が、引っ張っていた。
犬のことをよく知らない人から何か言われると、本当に疲れる。
知り合いならまだ許せるけれど、初対面の人だったりすると「何なの?知ってる人だっけ?」と言いたくなる。
まあ、口には出さずに、無言で通り過ぎるだけだけど。
ジャッキーは大型犬だけど、むやみに吠えたりせずに、おとなしい方なので、相手も安心?して声をかけてくるのかもしれない。
見るからに怖そうで、ワンワンと吠えていたら、話しかけてこないだろうな。
もう一匹、ちょっと怖そうな犬を飼おうかしら。
ドーベルマンとか、シェパードとか。
でも、ジャッキーだけで十分さ。
なんと言われても、ジャッキーはジャッキー。
散歩する時間帯をずらそうかな。