ドラマ「宮本武蔵」第2夜

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吉岡清十郎との試合の後の、吉岡一門との「果たし合い」は、有名な「76人切り」。
確かにすごいシーンだった。
これは「第1夜」ではもったいないと思った。

「76人切り」の後、武蔵は刀を捨ててしまう。
そのときの葛藤はすごかった。
映像で見るとリアルだなと思う。
苦しんだあげくに、湖に刀を捨ててしまうのだ。

その後村に住み着いて、一心不乱に仏像を彫っていた。
そこへ、「いつか必ず試合をしよう」と約束した佐々木小次郎が現れる。

小説「宮本武蔵」を読んだのはかなり前のことだったから、件を捨ててから、佐々木小次郎との決闘に行き着くまでの経緯を忘れてしまっていた。

村に山賊が現れて、佐々木小次郎が助けにいったけれども苦戦しているところへ武蔵が行って二人で賊をやっつける。
不思議に思ったのは、湖に捨てたはずの刀が、なぜだか岸に打ち上げられていたこと。
ここは、脚本上の設定なのか?
原作ではどうなっているのか気になるところだ。

今回のドラマでは、巌流島の決闘のシーンは、多分大幅に時間がカットされていたような気がする。
一番大事なシーンなので、ここは2時間半と言わずに3時間ぐらいで、決闘シーンはせめて15分くらい欲しかった。
撮影したときには、そのくらいかかっていたと思うのだが。

2日分のドラマをDVD化(もちろんノーカット版で)してくれたら絶対に買うと思う。

いろいろな役者さんが演じてきた「宮本武蔵」だったけれど、木村拓哉さんもよかったと思う。
監督が変われば、内容だって変わるのは当たり前。
久しぶりに「宮本武蔵」をドラマで見られて本当によかった。

スマスマで、腕まくりしていたときの木村拓哉さんの腕は、パンパンになっていた。

刀の持ち方も振り方も(剣道経験者だけに)様になっていたものね。