「南極大陸」録画しておいたものを見た。
南極ではの天気がとても変わりやすく、第2次越冬隊が南極に上陸できなかった事情が分かってきた。
残された犬たちのうち、リーダ犬である「リキ」をはじめとする4頭(5頭)が、自分たちの家(日本)を目指して首輪を抜けて走り出したところでドラマは終わっていた。
話が変わるが、iPhoneアプリで「キーワードなう」というものがあり、ランキングの中に「南極大陸」と「タロとジロ」という項目があった。
一説によれば奇跡の生還を果たした「タロ」「ジロ」の兄弟は、南極から脱走することもなく、ただ首輪を抜けて、南極に生息する生き物を食べて、生き延びていたというのだ。
南極観測隊(第1次越冬隊と第2次越冬隊)が南極から引き揚げて、1年後に残された犬たちを救済すべく現地に行くと、ヘリに向かって走り寄ってきた2頭の樺太犬がいたそうだ。
あまりにも大きく成長していたのと、首輪をしていなかったためにどの犬だか判別できず、第1次越冬隊の犬係りの一人を呼んできたところ、1頭ずつ名前を読んで「タロ」と「ジロ」のところで犬が反応したために、生存が確認されたのは「タロ」と「ジロ」ということになったようだ。
もちろん、犬係りが来ても最初「タロ」と「ジロ」は警戒していたそうだ。
まあ、1年も置き去りにされたのだから当たり前だね。
犬を放し飼いにすることなく係留して取り残したまま、帰国の路についたことについては、国中から非難を浴びたらしいが、これも一説によれば、犬を放し飼いにして野生化すると、生態系が壊れてしまうので、係留したままだったのはよかったのだと。
あと、現在でも南極観測と越冬は継続しているのだが、犬はもう南極へ行くことができない理由については、生態系を壊すために、立ち入りを禁止したためだ。
奇跡の生還を果たした2頭以外の犬は、昭和基地で「餓死」していた。
自分たちの家に帰るために脱走した犬たちについては、資料によれば「失踪」ということになっているが、ドラマでは家に帰るために当てのない旅に出るという展開になっていた。
犬を残してきたことについては、何度も話し合いがなされ天候が回復しなかったために、救出を断念せざるを得なかった。
残していくという決断をしても、隊員たちは「家に帰れる喜び」を心から感じることなく、後ろ髪をひかれる思いで、誰もが「助けたかったのに、行けなくてごめん」という気持ちがあったのだ。
南極観測&越冬をするために出発するときに、「初の南極観測と越冬」に加えて、「犬ぞり隊」というものが、日本中、特に子どもたちをわくわくさせたのだと思う。
それだけ、犬という生き物は子どもたちにとっては身近な存在だったのだろう。
ドラマを見ているうちに犬係役は「倉持岳(木村拓哉さん)」という人物だけれども、基地を離れる前に犬たちの首輪をきつくしめなおしたことにとても苦しんでいた。
すぐに戻ってくるつもりでそうしたのだが、船に戻って天候の回復を待っている間も、一人苦しんでいた。
ドラマの最後のほうで、1頭1頭の名前を叫びながら「ごめんな」というセリフのシーンがあるのだけど、ドラマと分かっていても、事実に基づいた「ドラマ化」なので、どうしても泣けてきてしまう。
木村拓哉さんが涙するシーンでも、ついもらい泣きをしてしまった。
第7話まで終了しているので、あと残りは3話か4話ということになるけれど、やはり「バスタオル」が必要みたい。
そういえば、木村拓哉さんは「オンエア」の日は、ご自分でもドラマを見るそうだけど、13日の日はイベントのため、テレビ内臓の録画機能を使って録画したものを後で見たそうだ。(木村拓哉の「what' up smap」より)。
悲しい話だけれども、最後まで見ようと思う。