「散歩しているところを見たよ。なんであんなに早く歩いているの?」と、外出から戻った夫が言った。
犬が大きいからだと思うけどね。
小型犬が相手なら、あんなに早く歩く必要はないと思うから。
6年間ジャッキーと散歩をしていて、自然と身についた歩くペースなんである。
時々、小走りになることもある。
つまり私が早足で歩くよりも、小走りをするほうが、ジャッキーにとっては「ちょうどいい」のかもしれない。
ただし、小走り(といってもジョギングぐらいの速度)はずっとは続かないので、結果早足になってしまうのだ。
立ち止まることが少ないのは、止まっているとジャッキーが引っ張るから(早くいこうよって)。
それに、聞きたくないことを聞かされるよりは(「大変ですね」とか「引っ張られてますね」とか)、ジャッキーと散歩を楽しんで、草花や野鳥の写真を撮ったり、時々小声でジャッキーに話しかけているほうが、よっぽどか楽しいから。
夫は、ジャッキーの散歩をしたことがないし、散歩に付き合ったこともないので、大型犬と歩くペースが分からないのだと思う。
以前、「わんわん王国(琵琶湖にあった。現在は閉鎖)」というところで、イエローラブを散歩させたときに、夫が「自分もリードを持ってみたい」といったので、渡したら、思い切り引っ張られてしまって、あわててスタッフが飛んできたことがあった。
私だってそのときは、大型犬を散歩させるのは2回目(1回目は、ジャーマン・シェパードのメス)だったから、慣れてはいなかったのだけど、夫よりはましだった。
まあ、その時レンタルしたイエローラブ(オス、レオン)とはペースが合わなかったけどね。
ジャッキーとは子犬(散歩デビューは、生後5か月くらい)の時から、散歩をしているので、あの頃よりはちゃんと散歩ができるようになったと自分では思っている。
もちろん、もっと慣れている人から見れば「まだまだ」なのかもしれないけれど、途中で手放してしまうよりはいいと思っている。
いつか夫にもジャッキーの散歩を付き合ってもらいたいなと思う。