「月の恋人」が再放送されている。
時間的に前半が見られないのだけど、後半は見ていることがある。
なんて言うか、やっぱり脚本かな?って気がする。
木村拓哉さんの役どころが、やり手の社長で、プレイボーイって感じなんだけど、、。
やり手の社長はいいとして、プレイボーイの部分は「?」マークがつく。
「シュウメイ(役名)」に惚れているのは分かるんだけど、口説き方が大人しいというか。
他の女の子(まえみとゆず)たちが自分に好意を寄せていることに気づいていない。
自分が好きな相手一筋というところは、ドラマの設定なのだろうけれど、もう少し相手を「手玉に取る」ところがあっても良かったかなとは思う。
むしろ「シュウメイ」に「手玉に取られて」最後に「振られた」んだよね。
それでもけじめをつけるために空港まで行った、あの別れのシーンは結構良かったと思う。
社長としてはワンマンさがあるとしてもまあやり手なんだろうけれど、恋愛に対してはおく手というか臆病というか。
社長のポスト争いが伏線としてあって、恋愛面でも危うくなって、最後に本当に自分を愛している人の存在に気づく。
ビデオに撮ったものを改めて観ていて、ストーリーは分かったのだけど、私的には内容は良かったし、この役を木村拓哉さんがやって正解だったとは思うけど、脚本に視聴者を引き付ける何かが足りない。
いくら登場する役者さんが良くても、脚本が視聴者を引き付けるほどの魅力がないと、すべての人に受け入れられるわけではないってこと。
私は毎週楽しみに見ていたから、木村拓哉さんに限らず他の登場人物の誰かのファンであれば、ビデオに撮ってでも見続ける人はいたでしょう。
何度か見ているうちにこのドラマの良さが分かってくるかもしれない。
数字に関係なく、私的には木村拓哉さんは十分魅力的だと思うけれど。
このドラマの社長役はまあ、あまり人に好かれる役ではないかもしれない。
最終的に、社長のポストを奪われてしまうってことは、いかにワンマン力が強かったかってことだからね。
でも、あくまでもこれはドラマの役なので。
好きな人に振られたり社長のポストを奪われたり、ドラマの役の中では十分「カッコ悪い」部分があったのではないかと思う。
自分はかつて作家を目指していたから、ドラマを見るときには結構深読みをしたりする。
自分ならこういうストーリーにするかも?って考えながら見ている時もある。
そういう意味でこの作品を再放送がやっているならば、自分なりに再検証してみようと思う。