「アイムホーム」の第3回と第4回をもう一度見た。
家路久は、家族(今の)と本当の意味では向き合っていない。
記憶を取り戻すことに夢中なあまり、家庭を忘れている。
表面上は、仕事が暇になってマイホームパパになっているのだが、心は、過去の自分のことでいっぱい。
ただ、子どもは単純に、「おっかないお父さん」から「やさしいお父さん」に変わって、最初のうちは戸惑いつつも、少しずつ心を開くようになる。
ところが、妻のほうはそれほど単純ではない。
急にどこかへ出かけてしまうことはもちろんのこと、記憶を失う前とある意味同じくらい、わからない存在。
最終回では、事故に合う以前に家庭が崩壊寸前だったことが明らかになる。
最後の最後で、本当に自分にとって大切な人の存在に気付く。
記憶を失う前の自分と、記憶を失った自分、どちらにとっても、妻と子どもは何よりも大切な存在だった。
子どもが「なぜお父さんのこと怒らないの?」という質問を投げかけると「お父さんは、大変な事故にあったから仕方がないのよ」と答えている。
ドラマなので、少しずつ謎が解けていくのだが、毎回ハラハラドキドキと、笑えるシーンもあったりして、楽しく見ることができた。
もう一度みたいと思うのも、第1回から最終回までの過程を、連続で見たかったからなのだろう。
明日も頑張って、第5回と第6回を見ることにする。