テニスをやる理由

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町内会のバレーボール部に所属してから4年後、市内にテニススクールができると聞いて、体験レッスンに出かけた。

硬式テニスは文字通り生まれて初めてだった。

体験終了後、すぐに入会申し込みをした。

ちょっと働きに出ていたころで、職場を変わる1か月前だった。

バレー部は仕事を理由に退部した。

実はバレーボールは、ママさんバレー部とソフトバレー部の掛け持ちをしていた。

ママさんバレー部は夏にやめたが、ソフトバレー部は冬まで続けた。

テニスを始めてから半年が過ぎようとしていた。


最初の3か月間は、続けられるか不安でいっぱいだった。

けれどもあのバレー部を4年以上も続けられたのだから、大丈夫とも思った。

お金をかけて通う「習い事」だから。


一緒に入った人がどんどん上達(しているように見えた)していく中、なかなかコツがつかめずにいた。

なるべく曜日を変えず(振り替えずに(に一人のコーチの下で指導を受けた。

その結果、年明けには自分のラケットを買うまでになった。


会う人すべての人(スクールの(から「うまくなったね」といわれたのもラケットを買ったころ。


テニスを始めて1年がたったころ試合に出るチャンスがあった。

最近参加したダブルスとはちょっと違う」団体戦」の試合だった。

コートに入るのはもちろん二人だけれど、グループなのでローテーションではいる。

ダブルスのフォーメーションもよくわからないまま、サーブもやっと習い始めたぐらいだった。

ほかの参加者は、私よりレベルが上の人たちばかり。

初心者からの参加は一人という話で、特別に「ハンデ」が与えられた。

私がサーブを2回ミスしたら、私のあとにコートに入る人が1球だけサーブを打つ。


ちょうどバレー部をやめようかと悩んでいたのと、近くにスクール(インドア)ができるということ、プロテニス界では錦織圭選手が活躍していたころ、いろいろな偶然が重なって、、テニスを始める気になった。

もちろん、アニメの「エースをねらえ」も見ていたし、実写版の「エースをねらえ」も見た。


テニスを始めてからはコミックで「テニスの王子さま」を全巻読んだ。


もともと体を動かすことは好きなので、バレー部をやめた直後でもあり体もなまっていなかった。

空振りをしたり、天井にボールをぶつけたり、ネットをなかなか越えられなかったり、そのたびに励まされて、仲間が先に上達するのにも悔しいという気持ちが芽生え、少しずつうまくなり、褒められて、頑張れた。


テニスにはいろいろなストロークがあって、コーチはその人に合った指導をしてくれた。

フォアハンドストロークを徹底して指導してくれたのだ。

ほかの人はバックハンドとかボレーとかも、マンツーマン指導の時間にやってもらっていた。

けれども私はまだフォアハンドを本当にできるようになるまで徹底的に仕込まれた。


少しずつできるようになって、バックハンドも混ざるようになり、ボレーもやるようになった。


そこでやっと試合形式の練習をしたり、点数をつけたり、徐々にレッスン内容も変わっていった。


イベントレッスンも主催されるようになり、できる限り参加をした。

プライベートレッスンも。

嫌いなら、ラケットは買わないし、とっくにやめていただろう。

「うまくなりたい」(もっと褒められたい)(試合にも出たい)(上のクラスにも挙がりたい)いろいろな目標を持てるまでになった。


実際に上の級に上がったし、試合にも出られるようになった。


今度は「試合に勝ちたい」「もっと上のj級に上がりたい」を目標にしよう。


好きだけでは続けられない、テニスというスポーツが自分にあっていたのかもしれない。

これからも続けていきたい。