映画「ATARU」を見に行ってきた。
今回のラリー井上さんははっきり言って「いやな奴」だった。
なぜなら、最初からATARU(チョコザイ・猪口在)を疑っていたから。
ドラマ版やスペシャル版とは違って、盗聴器を持たせていなかったし。
猪口家の人々、両親と弟も出番が少なかった。
なんというか、全編を通してATARUにくぎ付けになってしまった。
彼にとっては、マドカはほんの一時期だけど一緒に過ごした友達だった。
世間の人が何と言おうが、彼の中ではマドカはかわいい妹みたいなものだったんだと思う。
ただ、マドカにとってはATARUも憎むべき大人の一人だったのだ。
自分が死んだと見せかけて、罪を着せたところまではだ。
最後の最後になって、自分の本当の気持ちを打ち明けた。
そして自分の犯した罪を自分自身で決着をつけた。
今回はATARUが謎の行動をとり続ける。
突然姿を消したり(その際マスコットは置いてある)、一人行動をしたり。
ただ自分が信頼している相手(蛯名舞子)にはちゃんと手がかりを残している。
携帯電話のGPS機能なんかはそう。
マドカのアジトに乗り込んだATARUの後を、蛯名舞子と沢がちゃんと追いかけてきた。
ラストのシーンでも、ATARUの残したメッセージをもとに、ATARUとマドカにとっての思い出の場所までたどり着いた。
映画のパンフレットは、映画を見終わった後で買った。
多分それで正解だったのだと思う。
最後はどうなるんだろうというワクワク感を持続できたからだ。
周囲から「嗚咽」が漏れていたので、泣いている人もいたんだと思う。
自分も泣きたかったけれど、コンタクトが落ちてしまうと困ると思ったので、こらえていた。
DVD化されたら買って、家で思い切り泣こうかと思っている。
半年ぐらいすれば、DVD化されるはずだから。
中居正広さんってすごいなと改めて思った。
スクリーンの中の中居正広さんは、まさにATARUそのものだったから。