今回は、英介たちがやっているレストランの家主がやってきて、「店を閉店してください」と言われたところから始まります。
そのまえに麻生から「僕のところで働かないか」という話を持ちかけられますが、英介は「今更なんだよ」と断っています。
麻生にしてみれば、英介の料理に「惚れてしまった」のでしょうが、英介からしてみれば母親が残したレストランを奪われ、店の名前までも奪われたので、素直になれないところもあるというところ。
麻生という男は、あくまでも「経営者」であって、シェフではない。
だからこそ、料理を「おいしいかおいしくないか」で判断することができる。
英介は麻生から見ればまだまだ「青二才」なので、冷静に考えれば麻生からの申し出は、とてもいい話なのに、なかなかそこまで「大人になれない」というところ。
今回も仲間たち(賢太や剛、睦子さん)から言われて、閉店する予定の店の代わりになる物件をあまりいい条件ではなくウケてしまった英介に、「麻生の申し出を受けてもっとおいしい料理を作ってほしい」と言われて、決心をすることになる。
ドラマの最後の方では、最初に英介の料理のとりこになった知恵をレストランに招待して、料理をふるまうところがクライマックスだ。
そして来週はいよいよ最終回。
なかなかいい感じの終わり方になりそうでちょっとほっとしている。
今回は「悪役」と言ってもそれほどの「ワル」ではない稲垣吾郎さんでした。