あと残すところ1回になった。
現実には「タロ」と「ジロ」の2頭しか生き残らなかったけれども、ドラマはどうなのだろうか?
ドラマなのだから、「リキ」と「クマ」も生きていたことにしてほしいな。
「クマ」は、流氷の上に載って海に流されていっただけだし。
「リキ」は雪の上に倒れこむところで、第9回(第9話)は終わっているけれども最終回でまた奇跡が起こるのかもしれないし。
途中第3次観測隊の中に「倉持」が入れないことになってしまって、現実の話が変わってしまうかも?と思ったのだけれど、「星野英太郎」さんが、「代わりに迎えに行って」というシーンがあって、「ああよかった」と思った。
現実にも第3次観測隊(越冬?も)の中に犬かかりの人がいたからこそ(ドラマの原作者)、「タロ」と「ジロ」を確認できたわけだから。
ドラマの終わりは「奇跡の再会」で終わるのか、ちゃんと観測もあるのかと思うのだけど、再終話は30分拡大の90分スペシャルということなので、「奇跡の再開」(南極でと日本に帰ってからと)だけでは終わらないとは思う。
確かに天候のせいとはいえ、生き物である犬たちを置いてけぼりにしたのはかわいそうだったと思う。
隊員たちも第2次隊の人たちも、犬たちを置き去りにしたまま帰国することになるとは、予測できなかったわけだから。
ただ、残された犬たちのうち、「タロ」「ジロ」を含む何頭か(5頭か6頭だったと思う)は自分で首輪をはずして生き延びようとしていたことが分かって、ちょっとよかったなと思う。
倉持という人は、犬のことで苦しみながらも南極でお産をした「シロ子」と「子犬たち」を飼い主のもとに返すこと、連れて帰れなかった犬たちの飼い主たちのところへ行って、話をしてくるなどをし、「リキ」の飼い主に「リキは強いから元気で生きているかもしれない」と言われ、なんとか第3次隊の一人となって、迎えに行こうと決意するわけだ。
ドラマでは苦しみながらも誠実な人柄が現れている、この役を木村拓哉さんがやってくれたのは一ファンとしてはとてもうれしい。
犬と触れ合うところは見ていて微笑ましいものがあった。
「南極物語」という映画とは別物として「南極大陸」というドラマを最後まで楽しみたいと思う。