中学、高校、短大と英語は常に得意科目だった。
短大生のころには、洋書のペーパーバックを読んでいた。
それは短大を卒業して、社会人になってからも続いた。
結婚して、子どもが生まれてからはあわただしい日々が続き、いつしか本棚におかれたままになっていた。
子どもたちも成長して、高校生になり、来年一人が卒業し、再来年にはもう一人が卒業する。
気ままに洋書のペーパーバックが読める日々が戻ってきた。
新しい本は買わずにとりあえず、今本棚にある本をできる限り全部読もうと思う。
久しぶりに棚から取り出してちょっと整理してみた。
同じ著者のものは一か所にまとめた。
洋書と言ってももちろん英語で書かれた本である。
たまに児童文学とかも混ざっている。
大半はミステリーが多い。
翻訳書と対であるものもあれば、原書のみのものもある。
ちょっと検索してみたら、同じ著者のものを読んでいる人がいた。
ただ、私が持っている本の翻訳は出ていないみたい。
ペーパーバックを読んでいたころに戻り、翻訳に頼らず、辞書もあまり使わずに読んでみようと思う。
最初はゆっくりでいいのだ。夜ベッドに入って眠りにつくほんのわずかな時間で。
どうにも進まなければ、別の本に取り換えればいい。
毎日読みたいと思える本を、できればその日のうちに読み終われそうな本を選ぶのがいいのだが、最初は2,3日はかかると思う。
日本語の本を読むことは苦痛ではないので、活字は嫌いではないということだ。
横書きなので、当然のことながら、左から右へ視線を走らせることになる。
日本語の本は小説ならば当たり前に、縦書きだから上から下へ視線を走らせている。
最初の一冊に選んだのは、「CAT IN A FLAMINGO FEDORA」という作品で、原作者は「CAROLE NELSON DOUGLAS」だ。
途中まで読んであったけれど、最初から読むことにする。