とても感動的な最終回だった。
前回の終わりのところで、黒幕の仲間になったかに見えた名倉教授(前准教授・稲垣吾郎)だったけれど、実は悪事を暴くために会えて仲間になっていたことがわかってくる。
ドラマのシーンをよく見ていると、名倉(稲垣)が、白衣のポケットに手を入れて何かをやってから、次のセリフをしゃべっていたりするので、「あれ?」と思っていた。
もっとも釜津田(石原さとみ)は、強引に別れを告げたこともあり、録音したレコーダーを聞かされるまで、悪いやつの仲間のふりをしていたことには気づかなかったけれど。
それにしても、悪いやつの仲間だった一人は、命が助かり、もう一人は自殺に見せかけて実は殺された。
最終回は、その偽装自殺の遺体を「解剖」するべく、釜津田(石原)と大達(江角)がかなり思い切った行動に出る。
法医学教室の仲間も協力して解剖が行われている、部屋の外で名倉(稲垣)がどこかへ電話をかけていた。
どこへかけていたかと言うと、実は警察だった。
黒幕と対決しに来た釜津田(石原)と大達(江角)、そして、名倉(稲垣)が録音された証拠のテープを再生して、「黒とわかっていることには加担しない」と言うようなせりふを言い、本当は仲間でないことがわかり、あわや三人とも、、、と言うところで警察が登場する。
まあ、許可なしに遺体を持ち出して解剖したので、釜津田と大達も警察に連れて行かれのだが。
後から「解剖をお願いするつもりでした」と言う書類が出てきて、無罪放免となった。
そして長いこと悪いやつらに利用されていて、命が助かった元教授は、「一歩間違えたら危険だったんですよ」と今回は、大達(江角)と一緒に名倉(稲垣)も叱られる。
いったんは、法医学教室を追われた形になった大達だったが、海外研修から帰ってきた後、法医学教室に復帰を果たす。
これは、新しい教授となった名倉の計らいだった。
そして釜津田と名倉のロマンスも新展開を迎えた。
「いつまでも心を開いてくれない」名倉の生い立ちが明らかになる。
まあ、いい終わり方だったなと思った。
サスペンスドラマっぽくなったのも、法医学がテーマならば仕方のないことで。
毎週どきどきがあってよかった。終わってしまったのは残念だけど。