相撲界の「野球賭博」に絡む、現役力士や親方の処分と、相撲中継の自粛について。
私は「相撲ファン」というわけではないが、亡くなった父親が相撲ファンだったので、中入り後からはなるべく相撲中継を見ていた。
相撲の世界に入るのは、普通は中学を卒業後すぐということが多い。
部屋の親方とおかみさんは、親代わりである。
先輩力士はいわば「兄弟」も同然。
賭博に手を出す前に、もっと周りの人間が注意をしてやることはできなかったのか?
ことが大きくなる前に、賭博をやっているかどうかをチェックすることはできなかったのか?
いうまでもないことだけど、相撲は「国技」だ。
天皇陛下だって見に来る。
私は相撲を見に行ったことはない。テレビ中継を見るだけ。
一度生で見たいと思っていたけれど、こうも不祥事が続いてはね。
朝青竜関が「暴力事件」がきっかけで、「引退」していったことは記憶に新しいだろうが、昨年は「薬物」、少し前には「力士暴行死事件」などもあった。
相撲界と暴力団はどうしてもつながってしまうのか?
つながりを断ち切ることはできないのか?
相撲界にほんの少し幻滅を感じていることも確か。
相撲中継が見られないのは、確かに残念なことだけど、再発を防ぐためにはいいことなのかもしれない。
一生懸命けいこに精進してきた力士たちのことを考えると、名古屋場所が開催できただけでも良しというところ。
チケットの払い戻しはあったにしろ、お客さんはゼロではない。
観客がいようがいまいが、15日間相撲を取ることで今までのけいこの成果をみるわけだから。
現役力士が処分されたり、親方も処分を受けたり、中継が四十九されたりは二度と起こってほしくない。
模試も父が生きていたなら、「楽しみが一つ減ってしまった、がっかりだな」と言ったに違いない。